地球温暖化対策のカギは「窓」
画像出典:環境省ホームページ(カーボンニュートラルとは)
カーボンニュートラルとは
生活や経済活動を行う上で二酸化炭素などを含む「温室効果ガス」をゼロにするのは難しいものです。
そこで政府は「温室効果ガスの排出をゼロにする」と言う表現ではなく
「温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」
と、宣言しました。
温室効果ガスとは二酸化炭素だけでなく、メタン、一酸化二窒素、フロンガスを
カーボンニュートラルを目指す日本は対象としています。
温室効果自体をゼロにすると地球の表面温度は―19℃になると計算されています
どういう事かと言うと温室効果ガスがあることで
太陽から降り注ぐ熱を地球が吸収し放射する際の熱を雲や温室効果ガスで丁度よく留めてくれます。
「温室効果ガス」だとネガティブに聞こえますが「温室効果」と聞けば印象が変わります。
誤解を持ってる人もいるかもしれませんが温室効果ガスは
地球の気温を優しく一定に保ってくれる役割もあるのです。
産業革命により人為的に作られた二酸化炭素が急激に増加し
二酸化炭素を吸収してくれる森林が伐採や開発によって、こちらも急激に減ってしまった為に
温室効果が温暖化となり気温が上昇する事で異常気象に繋がり
猛暑や豪雨、洪水を始めとする自然災害の頻発に繋がり被害が甚大になる一方となりました。
温室効果ガスが悪ではなく、生活や経済活動で発生、排出される温室効果ガスを出しつつも
二酸化炭素を光合成によって吸収してくれる植物、森林を保全し増やす取組みを行う事や
技術により二酸化炭素を回収し貯蔵したり、利用する取り組みも検討、実験されています。
温室効果ガスの排出量と吸収量の合計がプラスマイナスゼロになる事が
「温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」
と言う意味になります。
予定していたイベント(延期)では九州電力さんによる
二酸化炭素の利用や活用、貯蔵に関する取り組み、そして家庭や個人で出来る
カーボンニュートラルについてのお話をして頂く予定でした。
日本人として取り組むカーボンニュートラル
1967年に二酸化炭素濃度が高くなると比例するように地球が温暖化すると論文に書いたのは
昨年2021年にノーベル物理学賞を受賞された米プリンストン大学上席研究員の真鍋淑郎さんでした。
真鍋さんは地球温暖化について研究を始めた訳ではなく
気候について地球規模での研究を行っている中で物理法則に基づき気候シミュレーションを行った所
二酸化炭素が及ぼす気候変動から地球温暖化の影響があることを発見しました。
気候に関する探究心や好奇心から人類に影響を及ぼす地球温暖化が結果的に分かった事になります。
また、カーボンニュートラルの目標は日本だけでなく世界各国で実現する事を宣言されています。
きっかけは2016年に採択された「パリ協定」ですが
パリ協定が引き継いだ環境に関するルールを先に作ったのは
1997年12月の「京都議定書」になります。
地球の事、人類の事を考えたカーボンニュートラルの取組みは
日本や日本人と深く関わっている点を知ると
身近な存在と認識できますし、みんなで協力して意識して出来る事から始める
きっかけになれば、2050年までに
「温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする」
目標は実現、達成できるんじゃないかと思います。
自宅で出来るカーボンニュートラル
カーボンニュートラルが排出量と吸収量の合計値での温室効果ガスの排出をゼロとした点と
京都議定書よりもパリ協定の方が強制力がなく、義務もない緩い目標として定めている点など
サステナブル
と言う視点での考え方、取り組み方が伺えるとも言えます。
無理なく、持続可能な、と言う意味のサステナブルですが
生活で我慢を強いる事や、経済活動を抑える、または進めない上で
カーボンニュートラルを行う事を進めている訳ではありません。
京都議定書では義務や強制、罰則があった事で
温室効果ガスの排出量が多い中国やアメリカが参加しなかった事が懸念されました。
一方でパリ協定ではその教訓と、世界中での拡がりを狙い
罰則や義務、強制力をなくしました。
これも持続可能な取り組みの一つとして、私たち一人一人に広まった成果だと思います。
なので
「寒くてもエアコンをつけない」
「車に乗らない」
と言うことがカーボンニュートラルの本質ではありません。
寒さを我慢したまま浴室に入りヒートショックで亡くなる方は毎年大勢います。
交通事故で亡くなられる方よりも多いと言われています。
我慢を強いると誤解されがちですが
無理なく出来る事と言えば
住宅の断熱性能を上げ、エアコンの稼働を効率的に行う
この考え方こそがカーボンニュートラルを無理なく、持続可能とする考えだと言えます。
もちろん断熱性能を高めるには
断熱性能が高いドアや窓などのリフォーム工事は発生しますし
工事費用も発生しますが、長い目でみてみると
このままだと夏も冬もエアコンがフル稼働でランニングコストがかさむことと
台風や洪水の恐れでエアコンどころではななくなる状況も想定されます。
そうならない為に地球人として出来る事から、出来る範囲からカーボンニュートラルを始めましょう。
リフォーム補助金を活用してカーボンニュートラル
先日ご紹介した
こどもみらい住宅支援事業
この事業は「カーボンニュートラル実現の為」とはっきりと明記された補助金です。
持続可能な点と多くの方に実践、広がって欲しい取組みとして
-
子育て世代
-
若者夫婦世帯
を補助金の増額対象となるメリットがあります。
子育て世帯とは | 申請時点において、子(年齢は令和3年4月1日時点で18歳未満。すなわち平成15(2003)年4月2日以降出生の子)を有する世帯。 |
若者夫婦世帯とは | 申請時点において夫婦であり、令和3年4月1日時点でいずれかが39歳以下(すなわち昭和56(1981)年4月2日以降出生)の世帯。 |
詳細は
【解説】こどもみらい住宅支援事業 | リフォーム補助金
こちらからご確認ください。
メーカーもカーボンニュートラルの取組みを開始
LIXILから脱炭素社会に向けた2つの新商品が発表
①今ある窓をたった1日でトリプルガラスの高性能窓
取替窓 リプラス 高断熱汎用枠
一般複層ガラスの約2.0倍の「Low-E 複層ガラス」は優れた断熱効果を発揮します。
新築レベルの高性能なトリプルガラスのハイブリッド窓「リプラス」なら
1枚ガラスの窓に比べて、トリプルガラスの窓は熱流出をおよそ80%も抑えることができます。
今ある窓の枠をそのままで取替するので1日で工事が完了します。
①今ある玄関ドアをたった1日でリシェントシリーズ最高クラスの断熱性能に
リシェント玄関ドア3 高断熱仕様 ハイグレードモデル
扉厚60mm、内部に高性能断熱材を充填
雪国地域でも高い断熱性能を実現
宮崎は南国とはいえ冬の気温は平野部でも0℃を記録し
山間部は氷点下になり車もチェーン規制になる地域
積雪地域だけでなく南国宮崎でも求められる断熱性能。
窓やドアなどの開口部は58%の熱が窓から流出
エアコンや暖房などで温められた空気がかなりの量が逃げていってしまいます。
その分、光熱費を消費し、脱炭素化に逆行してしまう結果に。
カーボンニュートラルを実現するには窓やドアの対策が求められます。
LIXILではカーボンニュートラルの観点から高断熱の商品を
1日で手軽にリフォーム出来る商品を今後もぞくぞく商品化する予定のようです。
高い断熱性能が省エネに繋がりますが
日本の住宅の約90%が省エネに基準に達していないとのこと。
快適な住環境と、地球環境への貢献に繋がる高性能のリフォームが
今後日本の住宅のスタンダードになるよう今後もご提案、取り組みを強化してまいります。
政府も積極的に高性能、高断熱の住宅が広がるよう
積極的に補助金でサポートをしていく方針です。
窓や玄関ドアのサイズや種類も様々ですが、幅広く対応できるよう技術と工夫がされています。
「うちの窓(ドア)は変えられるのか」
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