防犯に役立つ!オープン外構における玄関、車庫周りのおすすめ防犯対策特集
2024年は闇バイト、強盗等世間を賑わせる事件が多発しました。
特に分譲物件などで多いオープン外構は敷地入り口から玄関までの障害物がなく、建物内部へ強盗の侵入経路が単純な為、もしもの時の危険度が高い傾向にあります。
今後のオープン外構では、開放感を維持しながら防犯対策を講じる必要があります。以下に、オープン外構に適した防犯対策をいくつかご紹介します。
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1,夜間照明の活用
道路から見える位置に設置することで、不審者が近づくと自動で点灯します。夜間に目立つため、不審者の接近を他人に知らせる効果があります。
現在はホームセンターで買える独立して設置するタイプや、カーポートのオプションとして用意したりと様々なライトがあります。ライトの形状も丸型、角と様々でラインライトみたいなカッコいいタイプまで揃っております。
時間の設定も出来るので夏、冬の点灯、消灯時間まで設定出来るタイプもありますので、ライフスタイルに合わせた設定も可能です。
2,防犯カメラの設置
カメラは見える場所に設置し、「監視中」といったステッカーを貼ることで、侵入者への抑止力を高めます。録画機能付きであれば、後で確認することも可能です。
防犯カメラの有無も事前に調査する不審者もいるようですから、かなりの抑止効果が見込まれます。
3,視界を隠す植栽、目隠し
道路側から玄関内部が丸見えにならないようにあえて植栽を設置したり、部分的に目隠しを設置することで、敷地および建物内部を隠す効果も期待できます。
目隠しにおすすめは縦格子タイプ。正面や斜めからの視線を遮りながら、通風効果を確保できます。格子の形状も色んなタイプがあるので、地域の経験豊富な専門家に相談してみると良いでしょう。
4,防犯砂利の設置
敷地内にわざと歩きにくい砂利道を作ることで、侵入者が歩くときに現れる音で存在を知らせます。一般的には防犯砂利といわれる商品ですが、価格も安価でありながら、夜間の侵入者に音で知らせてくれます。
器用な方はご自分でホームセンターで買って設置してみても良いでしょう。意外と簡単ですよ。
5,スマート技術の利用
スマートホームシステムを導入し、センサーやカメラをスマートフォンで管理・監視することで、常に状況を把握できます。特に外出時に侵入者が発生した場合スマートフォンに知らせる機能もあります。
子供たちだけやご年配の方のみ留守番の機会の多い方はおすすめです。遠隔でスマホから声の出るタイプもありますので、使用頻度によって選べます。
6,門扉、門塀の設置
敷地内に簡単に侵入者を入らせない為には侵入経路に障壁を設ける事も大事です。
門扉の防犯対策
- 堅牢な素材の使用:
- アルミ、金属製や強化ガラスなど、破壊されにくい素材で作られた門扉を選びます。
- 施錠機能の強化:
- 頑丈な錠を設置し、二重ロックや電子錠を併用することで、侵入を困難にします。
- 電気錠を導入することで、リモートからの施錠確認や開閉が可能になります。
- 不透明なデザイン:
- 門扉を不透明なデザインにすることで、敷地内の様子を外から見えにくくし、防犯性を高めます。
門塀の防犯対策
- 高さと構造:
- 十分な高さを持ち、簡単に乗り越えにくい設計にします。門塀は建物と色合いなど調和するデザインが望ましいです。
- 防犯センサーの設置:
- 門塀にセンサーを設置し、不審者の接近を感知した際に警報を鳴らすシステムを導入します。
- 植栽の活用:
- この壁の周りに植物を植えることで、更なる物理的障害を提供します。ただし、視界を完全に遮らないように注意が必要です。
7,地域との連携と見守り活動
ご近所との良好な関係を築き、定期的に防犯対策の情報を共有することで、地域全体の防犯意識を高めます。
昔は近所関係が濃厚で、見ず知らずの不審者は立ち入りにくいエリアがあちこちに存在してましたが、核家族化の進行に伴い、最近は近所付き合いが希薄になりました。
プライバシーの確保を重要視すればするほど、近隣との繋がりが希薄になり、強盗事件も起きやすくなったのではと感じるこの頃です。
オープン外構は閉鎖的な空間に比べて防犯のハードルが高いですが、これらの対策を組み合わせることで効果を発揮します。重要なのは、外構のデザインと調和しながら防犯効果を持続的に保つことです。
2024年夏過ぎより防犯意識の高まりで面格子、シャッター、防犯ガラス等が品薄になっております。家屋や敷地の状況、家族構成でそれぞれの防犯対策は違いますのでエリアの経験豊富な専門店にご相談をおすすめします。
番外編 ペットを飼う
これは全くの番外編ですが、ペットを飼うというのも一つの手です。
ペット、特に犬は防犯対策として非常に役立つ場合があります。ペットが持つ防犯効果についていくつかの側面を以下にまとめます。
防犯効果
- 音による警告
- 犬は不審者の動きや音に敏感であり、吠えることで飼い主や近隣に警告を発します。この音自体が侵入者に対する威嚇効果を持ちます。
- 存在感による抑止
- 実際に犬がいることを示す看板も、侵入者に対する抑止力となります。犬の存在自体が心理的な障害となりうるからです。
- 習慣や動きの監視:
- ペットは日々家の周りを歩き回るため、不自然な変化や匂いに対して敏感になります。こうした変化を察知することで、異常事態の早期発見に役立ちます。
- コミュニティの一因:
- ペットを飼うことで、近隣とのコミュニケーションが増える場合があります。これにより、近隣での見守り活動が自然に形成され、防犯意識が向上します。
注意点
- 訓練と管理
- 防犯効果を最大限に引き出すには、犬をしっかりと訓練し、管理することが重要です。過度に吠えることは近隣トラブルの原因にもなり得ます。
- 責任
- 防犯目的であっても、ペットの健康管理や日常的な世話も重要です。飼い主としての責任は決して軽視できません。ペットも生き物ですから、ほったらかしにしないことも大事です。
- 動物愛護
- 犬を防犯目的で飼う場合でも、動物愛護の観点を忘れずに、ペットとして愛情を持って接することが求められます。
ペットは、防犯の一助となる場合がありますが、実際に飼うにはその役割を超えて、しっかりとした管理と愛情を持った飼育が必要です。防犯目的だけでなく、ペットとの豊かな生活を楽しむことが最も重要です。