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防犯には目隠しフェンスがおすすめ!設置のメリットや種類を徹底解説

2025/06/03
リクシル フェンス 門扉

空き巣や不審者の侵入など防犯に対する意識が高まるなか、住宅の防犯対策として注目されているのが「防犯フェンス」です。

フェンスはセキュリティ強化やプライバシー保護など多くのメリットをもたらしますが、適切に選ばないと防犯性が得られないばかりかトラブルの原因にもなりかねません。

この記事では、防犯フェンスの設置メリットから種類、選び方、そしておすすめ商品までを徹底解説します。これから防犯フェンスの設置を検討されている方はもちろん、すでにフェンスを設置済みで効果をさらに高めたい方にも役立つ情報が満載です。

防犯フェンスを設置するメリット

防犯フェンスは、住宅の境界線としての役割だけではなく、侵入者を物理的に阻止したり、プライバシーを保護したりする役割があります。

  • 人や動物の侵入を防止できる
  • プライバシーの保護ができる
  • 庭をおしゃれに見せられる
  • 空き巣に入りにくい家と思わせられる
  • 車上荒らしに遭いにくくなる
  • 家の境界が明示できて近隣トラブルを防げる
  • 隣家や道路からの視界を遮ることができる

安全で快適な住環境が実現できる防犯フェンスのメリットを、7つ解説します。

人や動物の侵入を防止できる

フェンスの基本的な機能は、敷地内への不審者の侵入を物理的に防ぐことです。

容易に乗り越えられないため、不法侵入を抑止する効果が期待できます。背の高いフェンスや上部に工夫が施されたタイプは、侵入者にとって大きな障壁となるでしょう。

野良猫や犬などの動物が庭に入り込むことも防げるため、ガーデニングを楽しんでいる方や小さなお子様がいるご家庭では、安心して外遊びができる環境を作れます。害獣による被害も軽減できるでしょう。

プライバシーの保護ができる

目隠しタイプのフェンスは外部からの視線を遮り、プライバシーを確保できます。

日常生活の様子が外から見えないため安心して庭でくつろいだり、洗濯物を干したりできるでしょう。

窓からの室内の様子が見えなくなるため、貴重品の位置などが外部に知られるリスクも減少します。道路に面した住宅や隣家との距離が近い住宅では、このプライバシー保護の効果は非常に大きいでしょう。

庭をおしゃれに見せられる

防犯対策としてのフェンスは実用的であるだけではなく、住宅の外観デザインを向上させる要素にもなります。

フェンスにはさまざまな素材やデザインがあり、住宅の建築様式や庭のテイストに合わせて選択できます。

シンプルでモダンなアルミフェンスや温かみのある木目調のフェンス、クラシックな雰囲気の鋳物フェンスなど、好みや住宅のデザインに合わせて選択すると、庭全体の印象を整えられるでしょう。

フェンスに蔦や花を絡ませると、自然との調和を図りながら美しい景観を作り出すことも可能です。

空き巣に入りにくい家と思わせられる

犯罪者はリスクを冒してまで侵入しようとはせず、より簡単に侵入できる標的を探す傾向にあるため、フェンスの存在そのものが効果的な防犯対策となります。

空き巣は侵入するのに手間がかかる家を避ける傾向があるといわれています。頑丈なフェンスが設置されていると、侵入者は「この家は防犯意識が高く、他の防犯対策も講じている可能性が高い」と判断して侵入を諦める可能性が高まるでしょう。

高さがあり簡単に乗り越えられないフェンスや、外からの視線を遮る目隠しフェンスは、空き巣にとって障壁です。

フェンスを乗り越える際の音や動きが目立つことも、侵入の抑止力になるでしょう。

車上荒らしに遭いにくくなる

自宅の敷地内に駐車場がある場合、フェンスの設置で車上荒らしのリスクを減らせます。

道路から直接車が見えない構造なら、車内に貴重品を置いているかどうかを外部から確認できません。

特に夜間は、フェンスによって作られる暗がりが車上荒らしの犯行を困難にします。また、フェンスがあると不審者が簡単に敷地内に入れなくなるため、車両への接近自体が難しくなります。

高級車やSUVなどを所有している場合は、効果的な防犯対策となるでしょう。

家の境界が明示できて近隣トラブルを防げる

フェンスによって自宅の敷地と隣接する土地との境界が明確になるため「どこまでが自分の土地か」という認識の相違から生じる可能性のある近隣トラブルを未然に防ぐことが可能です。

新築住宅や土地の購入後に隣家との境界が分かりにくい場合、フェンスは境界を視覚的に示す役割を果たします。子どもやペットが隣の敷地に入り込んでしまうことも防げるため、ご近所関係を良好に保つことにも繋がるでしょう。

隣家や道路からの視界を遮ることができる

目隠し機能を持つフェンスを設置すると、隣家や道路からの視線を遮ることが可能です。

都市部や住宅密集地で快適な住環境を維持するには、互いのプライバシーを尊重することが必要となるでしょう。

フェンスで視界を遮るとリラックスして庭でバーベキューを楽しんだり、子どもを遊ばせたりできます。また、洗濯物を干す場所やエアコンの室外機など、見られたくない部分を隠すことも可能です。

フェンスによって視線が遮られることで、心理的な安心感にもつながるでしょう。

防犯で使用できるフェンスの種類

リクシル 目隠しと見た目の良さを両立できる木目調フェンス

ここでは、防犯機能を果たすフェンスを6種類ご紹介します。

  • 高さを出して侵入を防止するメッシュフェンス
  • 目隠しができてプライバシーが守れるアルミフェンス
  • 目隠しと見た目の良さを両立できる木目調フェンス
  • 先端が尖っていて登れない仕様の鋳物フェンス
  • 光を取り入れながら目隠しができるポリカーボネートパネルフェンス
  • 見栄えが良くデザインにも優れた意匠性の高いフェンス

それぞれに特徴や強みがあり、住宅の立地条件や防犯上の課題、そして美観や予算に応じて選択できます。

高さを出して侵入を防止するメッシュフェンス

メッシュフェンスは金網状の構造で、透過性があるため圧迫感が少なく、周囲の景観と調和しやすいことが特徴です。

防犯面では、高さを十分に確保すると侵入防止効果を高められます。1.8m以上の高さがあれば、簡単に乗り越えることは困難でしょう。

メッシュ構造は登りにくく、工具などを用いて破壊するのも時間がかかるため、侵入犯に対する抑止力となります。

メッシュタイプは侵入防止効果が高いだけではなく視認性が高く、敷地内の様子が外から見えるため、逆に不審者が侵入しにくくなることもメリットです。

風通しも良いため、強風時にも倒壊リスクが低く、メンテナンス性にも優れています。

目隠しができてプライバシーが守れるアルミフェンス

アルミフェンスは、耐久性と軽量性を兼ね備えた実用的な選択肢です。アルミは加工性に優れているためデザインやパターンが豊富で、住宅のスタイルに合わせて選べます。

素材の特性上錆びにくく、長期間にわたって美観を維持できることも大きな魅力です。

パネルの隙間や角度によって完全な目隠しから部分的に視線を通すものまで、プライバシーの度合いを調整できます。

目隠しタイプのアルミフェンスは、外部からの視線を完全に遮るため、プライバシー保護を重視する方におすすめです。

目隠しと見た目の良さを両立できる木目調フェンス

木目調フェンスは、天然木の温かみと美しさを再現しながら、耐久性と管理のしやすさを兼ね備えたフェンスです。

実際の木材ではなく、アルミや樹脂に木目調の塗装や加工を施したものが主流で、腐食や虫害の心配がなく、定期的な塗り替えも不要です。

パネル構造になっているタイプが多く、視線を完全に遮る目隠し効果が高いため、プライバシー保護と防犯性を両立できます。

和風、洋風、モダンなど、多様な住宅スタイルに合わせた幅広いデザインが用意されているのも魅力です。

先端が尖っていて登れない仕様の鋳物フェンス

鋳物フェンスは、伝統的な欧風スタイルの住宅によく合う、装飾性の高いフェンスです。上部が尖ったスパイク状になっているのが特徴で、侵入者が乗り越えるのを防ぐ効果が期待できます。

鋳物という素材の特性上、頑丈で破壊されにくく、長期間にわたって安全性を維持できるでしょう。

デザイン面では、クラシカルで重厚感のある外観が住宅に高級感をもたらし、エクステリア全体の価値を高める効果が期待できます。

一見して堅固な印象を与えるため、心理的な侵入抑止効果も期待できる防犯フェンスです。

光を取り入れながら目隠しができるポリカーボネートパネルフェンス

ポリカーボネートパネルフェンスは、ポリカーボネートという透明または半透明のプラスチック素材を使用したフェンスです。

採光性とプライバシーの確保を両立できるため、住宅の庭やベランダなどで人気があります。

紫外線カット機能を持つタイプだと、日焼けや紫外線ダメージから庭の植物や家具を守る効果も期待できるでしょう。

軽量でありながら耐久性が高く、台風などの強風にも強いことが特徴です。デザイン面では、クリアな素材感がモダンな印象を与え、スタイリッシュな住宅との相性がよいでしょう。

見栄えが良くデザインにも優れた意匠性の高いフェンス

防犯フェンスは住まいの顔となる外構として、デザイン重視で選ぶことも可能です。

ユニークなパターンを取り入れたアルミパネルや、光と影のコントラストを楽しめるルーバータイプ、ガラス素材とメタルを組み合わせたモダンなデザインなど、おしゃれなデザインで住宅の印象がアップします。

素材の組み合わせを工夫し視線の抜け感と目隠し効果のバランスを調整すれば、立地条件や家族のライフスタイルに合わせたカスタマイズが可能で防犯性も確保できるでしょう。

防犯用にフェンスを設置する際のポイント

防犯対策フェンス リクシル

フェンスに防犯機能を持たせるための注意点を5つ解説します。

  • 適正となる高さや境界を守る
  • 死角を作らない配置にする
  • 先端形状・忍び返しで登れないようにする
  • 照明・防犯カメラも併用してセキュリティを強化する
  • 近隣トラブルを避けるために設置前に告知をする

上記のポイントを押さえて、安全性と快適さを両立した住環境を実現しましょう。

適正となる高さや境界を守る

フェンスを設置する際には、法律で定められた高さ制限や境界線の規定を守ることが必須です。

ブロック塀の上にフェンスを設置する場合、フェンスの高さはブロック塀の高さと合わせて2.2メートル以下にする必要がありますが、自治体によって規制が異なります。

特に角地は見通しの確保が重視されるため、さらに厳しい高さ制限が適用されることがあるので注意が必要です。

自宅の敷地との境に関しては境界杭を確認し、測量図などの資料を基に正確な位置を把握しましょう。適切な高さと位置を守ると後々のトラブルを防ぎながら、防犯面でも効果的なフェンスを実現できます。

死角を作らない配置にする

防犯効果を高めるためには、フェンスを設置する際に敷地内に死角を作らないよう配慮することが大切です。

完全に視界を遮る目隠しフェンスを敷地全体に設置すると、侵入者が家の中から見えない場所で作業できる環境を作ってしまう可能性があります。

玄関や窓などの開口部周辺は、外部からの視認性を確保しながらも、侵入経路となりにくい配置を心がけましょう。

要所要所に視線が通るメッシュ部分を設けたり、フェンスの高さを部分的に変えたりすると、死角を減らせます。防犯灯やセンサーライトとの組み合わせも有効です。

先端形状・忍び返しで登れないようにする

フェンス上部に取り付ける「忍び返し」や尖った形状の装飾は、侵入を物理的に困難にする効果的な対策です。

忍び返しとは、フェンスの上部が外側に傾斜または突き出た構造で、乗り越えようとした時には体勢が取りにくくなる効果が期待できます。

上部にスパイク状の装飾が施されたフェンスも、侵入者が乗り越えにくくなるでしょう。

美観を損なわない洗練されたデザインの忍び返しがあるので、防犯性と意匠性を両立させることが可能です。

照明・防犯カメラも併用してセキュリティを強化する

フェンスの設置に加えて複数の防犯設備を組み合わせると、セキュリティレベルをさらに高められます。

カメラや照明もつけると死角をなくし、総合的な防犯システムを構築できるでしょう。

人感センサー付きの照明は、不審者が近づくと自動的に点灯するため、侵入を試みる犯罪者を威嚇し、近隣の目にも異変が気づきやすくなります。

防犯カメラはカメラ自体が侵入を諦めさせる効果があり、不審者を記録することも可能です。

最近ではソーラーパネル付きの照明や、スマートフォンと連動した防犯カメラなど、設置や運用が手軽なものも増えています。

近隣トラブルを避けるために設置前に告知をする

フェンス設置に際して近隣とのトラブルを避けるために、工事開始前に隣接する家や向かいの家に対して、設置の計画を事前に伝えておきましょう。

工事中の騒音や人の出入り、設置後の景観や日当たりで近隣に迷惑がかかる可能性があります。

工事の期間や範囲、完成後のフェンスのイメージなどを丁寧に説明し、理解を得ることが望ましいでしょう。

境界線上や境界線ぎりぎりにフェンスを設置する場合は、境界の確認を共同で行うなど、特に慎重な対応が必要です。

防犯におすすめのフェンス5選

ここでは、防犯性の高いおすすめのフェンスを5つご紹介します。

  • LIXIL フェンスAB
  • LIXIL フェンスAA
  • 三協アルミ シャトレナ
  • YKK AP シンプリオフェンス
  • 三協アルミ ビアンソード

デザイン性や耐久性など、防犯性とともに重視したいポイントに合わせて選択しましょう。

LIXIL フェンスAB

LIXILのフェンスABは、住宅の外観を美しく保ちながら、プライバシーを守るための機能が充実しています。

完全目隠しから格子タイプまで、8デザイン22タイプが用意されていて、住宅のスタイルや好みに合わせた選択が可能です。

オプションで下桟すきまカバーを使用すると、さらに防犯性を高められるでしょう。多段柱を使用すれば、最大約3メートルの高さまで設置可能です。

LIXIL フェンスAA

フェンスAAは、フェンス本体や柱の細かい部分まで工夫がされてあり、天然の高級木材使ったような高級感あるフェンスです。

フェンスAAは、最大約3メートルの高さまで設置可能で、多段柱を使用すれば、より高い防犯効果を得ることが可能です。また、施工性も考慮されており、連続納まりでの施工が容易です。

目隠し効果が高く、プライバシーを確保しつつ、周囲の視線を気にせずに生活できるでしょう。

三協アルミ シャトレナ

シャトレナは、M1型、M2型、M3型などの異なるデザインがあり、木調の外観を持ちながらも、アルミ製のため耐久性に優れています。木目調のデザインは、自然な雰囲気を演出し、住宅の外観に調和するでしょう。

下桟の隙間を小さくすることで、侵入者の足掛かりを減らせるため防犯性を向上できます。

フレームレスデザインを採用しており、施工が容易で、さまざまな住宅スタイルに合わせた設置が可能です。

YKK AP シンプリオフェンス

シンプレオフェンスは、横スリット、縦格子、ルーバータイプなどさまざまなデザインがあり、住宅のスタイルや好みに合わせた選択が可能です。

隙間が少ないデザインは、侵入者がフェンスを越えることをためらわせる効果が期待できます。視認性が高くなり、不審者の侵入を防ぐ助けになるでしょう。

プラチナステン、ホワイト、カームブラック、ブラウン、ピュアシルバーなど、豊富なカラーバリエーションで住宅の外観を彩ります。

三協アルミ ビアンソード

ビアンソードは、装飾性の高いデザインが特徴で、剣先のような上部が防犯機能を果たすタイプのフェンスです。ソード(剣)のような外観は、住宅の外観を美しく引き立てるだけでなく、侵入者に対して威圧感を与える効果もあります。

フェンスの上部が鋭い形状になっているため、侵入を試みる者に対して物理的な障壁となるでしょう。両面同一のデザインで、どの方向から見ても美しい外観を保ちながら、視認性を高めることで不審者の侵入を抑制します。

アルミ鋳物で作られており、耐候性にも優れているフェンスです。

フェンス以外でできる防犯対策

フェンスと併せて下記の防犯対策を組み合わせると、より強固なセキュリティシステムを構築できます。

  • 防犯砂利を敷く
  • センサーライトを設置する
  • 防犯カメラを設置する
  • 宅配ポストを設置する
  • 門扉を設置する

犯罪者に「この家を標的にするのは困難だ」と思わせることが、効果的な防犯対策の鍵となります。

防犯砂利を敷く

防犯砂利は歩くと特徴的な音が鳴る砂利のことで、侵入者の足音を大きく響かせて不審者の侵入を抑止する効果があります。

普通の砂利に比べて角張った形状で、踏むとジャリジャリと大きな音が出ることが特徴です。

フェンス周辺や窓の下など、侵入経路となりやすい場所に敷くと、防犯効果を発揮します。特に夜間は静かな環境で音が響きやすく不審な物音として認識されやすいため、高い防犯効果が期待できます。

比較的安価で設置も簡単なため、手軽に導入できる防犯対策としておすすめです。

センサーライトを設置する

センサーライトは、人や動物などの動きを検知して自動的に点灯する照明器具です。

不審者が接近した際に周囲を明るく照らし出し、侵入者に心理的な動揺を与えて犯行を諦めさせる効果が期待できます。

センサーライトは、フェンスや家の周囲の暗がり、死角に接地すると効果的です。

感知距離や点灯時間、明るさなどが調整できるタイプもあり、住宅の立地条件や使用目的に合わせて柔軟に選択できます。比較的安価で導入できる防犯対策です。

防犯カメラを設置する

防犯対策のスタンダードである防犯カメラは、フェンスと組み合わせると防犯効果がさらに高まります。

カメラの存在そのものが強力な侵入抑止力となり、侵入を検討している不審者に「この家はセキュリティが堅い」と印象付けて侵入を諦めさせることが可能です。万が一侵入や犯罪が発生した場合も証拠として記録が残り、事後の対応に役立ちます。

設置場所は、玄関や窓周り、フェンスの出入り口付近など、侵入経路となりやすい箇所がおすすめです。

Wi-Fi接続でスマートフォンからリアルタイムで映像確認ができるものや、動体検知機能で不審な動きがあった時だけ通知が届くタイプなど、使い勝手の良い製品が増えています。

宅配ポストを設置する

不在時の宅配物を守る宅配ポストは、防犯の観点からもおすすめです。

空き巣犯は、荷物が玄関先に放置されている家を「不在中」と判断し、侵入のターゲットにすることがあります。宅配ポストがあれば、そのようなリスクを軽減できるとともに、大切な荷物を盗難や雨風から守れるでしょう。

最近の宅配ポストは一定サイズの段ボール箱まで収納できる大容量タイプや、暗証番号で開閉できるセキュリティ機能付きのものなど、多様な製品が登場しています。

門扉を設置する

道路から玄関が丸見えの家には、門扉の設置がおすすめです。元からついている門扉に鍵がついていない場合は、後付けで鍵を設置しましょう。

門扉は敷地への出入り口を制限し、不審者の侵入を物理的に防ぐ役割を果たします。

門扉には高さや構造にバリエーションがあり、低めの装飾的なものから、プライバシーを保護する高さのあるものまで防犯ニーズに応じた選択が可能です。

フェンスと同じデザインや素材の門扉を選べば、統一感のある美しい外構を実現できるでしょう。

オートロック機能付きのものは外出時に自動で施錠されるため、閉め忘れのリスクがなく安心です。

防犯フェンスに関するよくある質問

防犯フェンスに関するよくある質問と回答を、4つ厳選してまとめました。

  • 防犯フェンスの設置費用はどのくらいかかりますか?
  • DIYでフェンスを設置することはできますか?
  • 設置時に建築基準法や自治体への申請・許可は必要ですか?
  • 防犯フェンスの設置費用を抑えることは可能ですか?

住宅に合ったフェンスを選ぶ参考にしてください。

防犯フェンスの設置費用はどのくらいかかりますか?

防犯フェンスの設置費用は、素材や種類、長さ、高さ、工事の複雑さによって異なります。

目安としては、材料費と工事費を合わせて1mあたり15,000円から35,000円ほどが相場です。

メッシュフェンスで1mあたり1万円前後、アルミ製の目隠しフェンスで1mあたり2〜3万円、鋳物フェンスだと1mあたり3〜5万円程度かかるでしょう。

工事費は、地盤の状態や敷地の形状によっても変動します。自治体によって補助金が出る場合もあるため、地域の助成制度も確認してみるとよいでしょう。

DIYでフェンスを設置することはできますか?

DIYによるフェンス設置は可能ですが、難易度は設置するフェンスの種類や規模によって異なります。

ホームセンターなどで販売されているDIY用のメッシュフェンスやアルミフェンスは比較的簡単に設置できるでしょう。DIYする場合は、基礎工事が不要なものや、単純な支柱の埋め込みだけで済むタイプがおすすめです。

大型のパネルフェンスや重量のある鋳物フェンスは取り扱いが難しく、一人で設置するのは難しいため業者への依頼も検討しましょう。

設置時に建築基準法や自治体への申請・許可は必要ですか?

一般的に、高さが2m以下のフェンスであれば、建築基準法上の「工作物」として扱われ、建築確認申請は不要となるでしょう。ただし、コンクリートブロック塀などの堅固な構造物は、高さ1.2m以上で建築確認が必要です。

都市計画法による「用途地域」や「景観条例」によって、色やデザイン、高さに制限が設けられているケースもあります。道路に面した場所や角地では、見通しを確保するための高さ制限が厳しくなるでしょう。

自治体によっては独自の協定が設けられている場所もあります。

防犯フェンスの設置費用を抑えることは可能ですか?

下記の方法で、費用を抑えることが可能です。

  • シンプルなメッシュフェンスを選ぶ
  • 部分的に設置する
  • DIYで設置する
  • 複数の業者から見積もりを取る

シンプルなメッシュフェンスは、アルミ製や鋳物製の装飾的なフェンスよりも安価です。

敷地全体をフェンスで囲むのではなく、道路に面した部分や侵入されやすい箇所を重点的に対策することで、費用対効果を高められるでしょう。

素材や種類においてデザイン性よりも機能性を重視するとコストを抑えられます。支柱の設置や基礎工事など専門的な部分はプロに依頼し、パネルの取り付けなど比較的簡単な作業を自分で行うと工事費用を削減できるでしょう。

補助金が出る場合もあるため、自治体の助成制度も確認してみてください。

まとめ

住宅の安全性を高めるためには、防犯性の高いフェンスの設置がおすすめです。

適切なフェンスを選べば不審者の侵入を防ぎプライバシーを保護しながら、住宅の美観も向上できます。高さや素材、デザインなどを総合的に検討し、法規制にも配慮しながら計画を進めましょう。

フェンス単体ではなく、照明や防犯カメラ、センサーなど他の防犯設備と組み合わせると、より効果的なセキュリティシステムを構築できます。

安全で快適な住環境は、家族の幸せな生活の基盤です。地元の経験豊かな専門店に相談することも検討し、最適な防犯フェンスで大切な家と家族を守りましょう。

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