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タイルデッキ設置にかかる費用はいくら?相場比較やウッドデッキとの違いを解説

2025/08/28
lixil タイルデッキ

近年、室内と繋がる開放的なスペースとしてタイルデッキが注目されています。ウッドデッキとの違いや施工費用の相場が気になる方も多いでしょう。

本記事ではタイルデッキに関する基礎知識から、ウッドデッキとの比較、費用相場やコストを抑える工夫まで詳しく解説します。

耐久性に優れたタイルデッキの魅力とともに、設置後にかかるメンテナンス費用や補助金制度、よくある質問にも触れます。理想のアウトドア空間づくりにぜひお役立てください。

タイルデッキとは?

lixil タイルデッキ

タイルデッキとは、コンクリートなどの土台にタイルを貼って施工したスペースのことです。室内と庭をフラットにつなぐ外構設備で、リビングの延長として利用できます。

ウッドデッキと比べて見た目に高級感があり、雨や紫外線に対する耐久性が高い点も特徴です。掃除がしやすく、屋外空間を清潔に保ちやすいメリットもあります。

家庭でのBBQやガーデニングスペース、お子様の遊び場など幅広い用途に活用できるため、新築やリフォームで採用するケースが増えています。

ウッドデッキとの違い

LIXIL ウッドデッキ

タイルデッキとウッドデッキは、どちらも建物から張り出すフラットな屋外スペースですが、素材や施工方法、費用など多くの点で異なります。

タイルデッキは陶磁器製タイルを使用するのに対し、ウッドデッキは天然木または人工木材を使います。

以下では材料や費用、耐久性などの項目ごとに両者の違いを詳しく見ていきましょう。

材料・質感の違い

タイルデッキでは床材に耐候性の高い磁器質タイルを貼り付けます。硬質で平滑な仕上がりとなり、石やセラミック調の質感を楽しめます。一方、ウッドデッキは天然木(木材)や人工木の板材で構成され、自然ならではの温かみある風合いが特徴です。

木材は柔らかな肌触りで素足でも心地よく、経年による色味の変化も味わいとなります。ただし、木材は湿気やシロアリに弱く腐食のリスクがあるのに対し、タイルは腐る心配がなく耐久性で勝ります。

人工木材の場合は基礎の構造材はアルミ製の為、シロアリ被害はないものの木粉と樹脂から成るため真夏に熱くなる傾向があります。

費用の違い

初期費用については、ウッドデッキの方が安く済む場合が多いです。ウッドデッキは比較的簡易な基礎と木材の組み立てで施工できるのに対し、タイルデッキはコンクリート基礎工事とタイル貼り作業が必要なため、一般に施工費用が高くなります。

タイルデッキは1平米あたり1.6万円/㎡?8万円/㎡、ウッドデッキは1平米あたり2.3万円/㎡?5.7万円/㎡程度が目安です。

なお、選ぶタイルのグレードやデッキの形状によって費用は増減しますので、見積もり時に仕様を確認しましょう。

耐久性・メンテナンス性の違い

耐用年数やメンテナンス性はタイルデッキに軍配が上がります。タイルデッキの耐用年数は一般的には30年?40年ほどと言われており、10?20年程度で交換が必要なウッドデッキよりも圧倒的に長持ちします。

目地はモルタルで出来ているので、経年劣化で10年?15年でひび割れが入る可能性がありますが、外壁と違い平面なのでタイルに浮きやはがれが生じない限り、そのまま使って問題ありません。

一方、ウッドデッキは日光や雨で劣化が進みやすく、定期的な塗装や防腐処理など維持管理に手間と費用がかかります。天然木の場合、放置すると反りやささくれが発生して怪我の原因にもなるため注意が必要です。

デザイン・外観の違い

デザイン性や外観の違いも考慮しましょう。タイルデッキはモダンでスタイリッシュな印象を与え、高級感のある空間を演出できます。使用するタイルのサイズやカラーを組み合わせることで、多彩なデザイン表現が可能です。

一方、ウッドデッキは木目の温かみがあり、ナチュラルな雰囲気を楽しめます。自由な曲線や複雑な形状にも対応しやすく、設計の柔軟性という面ではタイルデッキより優れます。

ただしタイルデッキは施工上、大判タイルを用いる場合でも基本的に直線的な形状となり、曲線的なデザインには不向きです。

施工期間・施工方法の違い

施工に要する日数や工法にも違いがあります。ウッドデッキは基礎の束石設置とフレーム組立て後、デッキ板を張る工程のみのため3?4日程度で設置可能なのに対し、タイルデッキはコンクリートの養生期間が必要なため施工に1週間~2週間ほどかかり、工程管理の難易度が高いです。

タイルデッキはまずブロックなどで基礎を組み、土間コンクリートを打設して下地を固め、その上にタイルを貼って仕上げるという複数工程を踏みます。ウッドデッキは比較的シンプルな工程で短期間で完成しますが、タイルデッキは基礎~タイル迄全て職人がやるので、職人の腕次第で仕上がりが違うのが注意点として挙げられます。

よくあるトラブルとしては水たまりができる、タイルの張り方がデコボコ等、未だにトラブルが生じやすい商品です。

機能性(断熱性・防滑性など)の違い

断熱性(熱の伝わりやすさ)や防滑性(滑りにくさ)といった機能面でも両者に差があります。タイルデッキはタイル自体が熱を蓄えやすいため、夏場は表面温度が非常に高くなって素足で歩けず、冬場は極めて冷たくなります。

ウッドデッキは素材自体がある程度断熱性を持つため、真夏でも表面温度が幾分抑えられます。

また、濡れた際の滑りやすさにも差があり、タイルデッキは雨や霜で濡れると非常に滑りやすく転倒リスクが高まります。小さな子どもや高齢者が利用する場合は足元に十分注意が必要です。

タイルデッキの費用相場

タイルデッキ

タイルデッキの設置費用は、材料費と下地工事費、施工費を合わせたトータルで数十万円規模となります。

大きさや選ぶタイルの種類、現場条件によって費用は変動しますが、一例として1㎡あたり平均的な価格帯をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

材料費の目安

タイルデッキの材料費は、使用するタイルや下地資材の費用です。屋外用タイルの価格は一般に1㎡あたり3,000~10,000円程度が目安で、耐久性に優れる磁器質タイルや大判サイズのタイルほど高価になる傾向があります。

また、デッキを支えるブロックやコンクリートなどの基礎資材にも材料費がかかります。下地が水平で安定していないと施工できないため、必要に応じて砕石やモルタルなどで地盤調整を行う場合、その分の材料費も発生します。

タイルを貼るための接着剤・目地材など副資材の費用も含め、材料費全体の目安を把握しておきましょう。

下地工事費の目安

下地工事費はデッキの耐久性を左右する重要コストです。標準的な庭先であれば1㎡あたりおよそ2万~5万円が相場で、コンクリート打設、防水処理、地盤転圧などの基礎作業を含みます。

路盤が軟弱だったり高低差解消が必要な敷地では砕石や型枠が増え単価が上昇するため、現地条件によって幅が生じる点に注意してください。

施工費の目安

施工費は職人の人件費や重機使用料など、工事そのものにかかる費用です。タイルデッキの場合、基礎コンクリートの打設・養生、タイル貼り付け・目地処理など工程が多いため、施工費は1㎡あたり3,000~5,000円程度が一般的な相場とされています。

例えば、10㎡のデッキなら、施工費だけで3~5万円前後が発生する計算です。現場の状況によっては重機での掘削や整地作業が必要になる場合もあり、その際は追加の施工費がかかります。

また、遠方への出張施工や難易度の高い特殊施工が伴う場合も人件費が増える可能性があります。

オプションの目安

タイルデッキに関連するオプション工事を追加する場合、その費用も考慮が必要です。例えばデッキ上にテラス屋根を設置すると約20万円程度かかります。

また、窓の水切り位置より高い高さにデッキを作る際に必要な排水用グレーチングは5万円?が目安です。

このほか、周囲にフェンスや手すりを設置したり、ステップを追加したりすると、その分オプション費用が発生します。照明・電源の新設や既存構造物の撤去、排水設備の増設なども別途費用計上となるため、見積もり時に必要なオプションを洗い出しておきましょう。

タイルデッキ設置の費用を抑える方法

タイルデッキ

タイルデッキの設置コストを抑えるには、いくつかの工夫や方法があります。特に基礎工事とタイルの選定、およびオプション工事の有無が費用に大きく影響するため、これらの点を工夫することでコストダウンが可能です。

以下では基礎工事の簡略化やタイルグレードの見直し、不要なオプション削減、補助金の活用、複数見積もりによる交渉といった具体的な節約ポイントをご紹介します。

基礎工事コストを削減する

タイルデッキの基礎部分にかかる工事費を抑えるには、デッキの高さや施工方法を工夫します。例えば、建物の床面と段差を設け、デッキを地面とフラットな高さにすることで、ブロック積みや土留めが不要になり材料費・施工費を抑えられます。

ただし、建物の出入り口との間に段差が生じるため、小さい子供や老人には事故が起きないように注意が必要です。また、既存のコンクリート土間がある場合はそれを活用し、新たな基礎打設を省略できればコストダウンに繋がります。

コスパ重視のタイルグレードを選ぶ

タイル選びもコストに直結します。高級仕様のタイルほど材料費が高くなるため、コストパフォーマンスの良いタイルを選ぶことが重要です。例えば、国産の標準タイルや在庫品を活用すれば、輸入高級タイルに比べ費用を大幅に抑えられます。

耐久性に問題がない範囲で高級グレードから普及グレードに変更したり、大判ではなく標準サイズのタイルにすることで材料費を削減できるでしょう。

また、タイルの柄も凝ったものよりシンプルなものの方が安価な傾向があります。デザインや性能に大きな差が出ない範囲でグレードを見直すことがポイントです。また、中国製の安いタイルは薄く割れやすいので注意しましょう。重いもの落としたらひび割れが生じるので、すぐに破損してしまう恐れがあります。

不要オプションを削減する

費用を抑えるには、不要なオプション工事を省くことも有効です。例えば雨除けのテラス屋根を設置しなければ、その分数十万円のコスト削減になります。日よけだけやりたいという場合はシェードを付ける方法もあります。

また、デッキを建物の出入口と同じ高さにしないことで、排水用のグレーチングを省略でき、約7万円ほど費用を抑えることも可能です。さらに、照明やコンセントなど後から追加可能な設備は最初から盛り込まない、凝った造作ベンチや飾り壁は一旦見送るといった判断も検討しましょう。

デザイン面で過度に凝らずシンプルな仕上がりを目指すことが、結果的にコスト削減につながります。

補助金・助成制度を活用する

自治体や国の補助金・助成金制度を利用できないか確認しましょう。外構工事やエクステリアリフォームに対する補助金は地域によって様々ですが、例えば、段差解消のバリアフリー改修を行う場合に助成金を受けられるケースがあります。

ウッドデッキ設置には林野庁の補助事業(外構部の木質化対策支援)などが用意されていますが、タイルデッキ単体の補助制度は多くありません。

それでも、市区町村によってはエクステリアリフォームの一環として支援金が出る場合もあるため、計画段階で地元自治体の制度を調べてみる価値があります。

複数社見積もりを行って価格交渉をする

最後に、複数の業者から相見積もりを取ることも重要です。施工費用は依頼する会社によって差が出るため、2~3社以上の見積もりを比較しましょう。各社の見積もり内訳を明確に比較することで、不要な工事項目が含まれていないかチェックできます。

また、他社の提示額を引き合いに値引き交渉を行う材料にもなります。他社の見積もりを参考に価格交渉をすることで、予算範囲内で施工してくれる業者を見つけやすくなるでしょう。

他素材デッキとの費用比較

lixil ウッドデッキ

タイルデッキ以外にも天然木や人工木など多様なデッキ材があり、初期費用と維持コストは大きく異なります。ここではそれぞれの費用特性を整理し、長期的にお得になる選択肢を検討するための視点を解説します。

耐久年数、メンテナンス頻度、将来の張替え有無を踏まえた総額比較も押さえておきましょう。

天然木ウッドデッキとの費用比較

天然木ウッドデッキは木材価格と簡易基礎で抑えた施工費により、設置直後の総額はタイルデッキよりも安い傾向があります。ただし、木材は雨や紫外線で劣化するので、3?5年程で塗り直しを行うなどメンテナンスにかかる費用が多いです。

塗料や部材、人件費を加味すると維持費が累積し、長い目で見ればトータルコストがタイルデッキに迫るか、塗装頻度次第で逆転するケースもあります。ただし、塗装しなければコストは削減できますが、腐ることを考えるとシロアリ対策も考えなければいけないため、トータルでコストが嵩む場合もあるので注意しましょう。

耐久性を重視する家庭ほど、初期費用だけでなく将来支出まで含めた比較が不可欠です。経年美化を楽しむか経済性を取るかが判断の分かれ目と言えるでしょう。

人工木樹脂デッキとの費用比較

人工木デッキは木粉と樹脂を圧縮成形した板材を使用し、腐食やシロアリ被害を受けにくい点が魅力です。初期費用は天然木より高いものの、タイルデッキと同程度かやや安く、1㎡あたり約3?7.5万円が一般的です。

洗浄だけで美観を保てるためメンテナンス費用は低く抑えられますが、長期使用で色あせや細かな表面割れが起こる場合があります。

耐用年数は20年以上で、張替えや塗装の頻度を考えると総額は天然木より有利ですが、タイルと比べると将来の劣化リスクが残ります。素材感や熱さなど使用感も含めて総合判断が必要です。

設置後にかかる費用

lixil タイルデッキ

タイルデッキは完成後の維持管理費用が少ないことがメリットですが、設置後にもいくらかのコストが発生します。

主に定期的な清掃や経年劣化部分の補修に関する費用、およびリフォームや張替えを行う場合の費用について理解しておきましょう。

また、タイルデッキは手作りでやるのが多いですが、アルミの構造材にタイルを張ったタイルデッキも発売しているメーカーもあるので、設置で迷われている方は確認するのも良いかもしれません。

定期清掃とコーキング

タイルデッキはウッドデッキと比べて日常の手入れが簡単です。普段はホースで水をかけデッキブラシで擦る程度で綺麗に保て、木材のような塗装も不要です。

ただし、長年使用する中で、タイル目地や建物との取り合い部分に充填したコーキング材(シーリング材)が劣化することがあります。

コーキングに隙間やひび割れが生じると雨水が入り込む恐れがあるため、5?10年程度を目安に業者に依頼して打ち直し(補修)してもらうと安心です。幸い、コーキング補修の費用はメンテナンス塗装に比べればわずかで済みます。

張替え・リフォーム費用

タイルデッキは耐久性が高いため、基本的に張替えや大規模なリフォームは長期間不要です。万が一タイルが割れたり破損した場合も、その一枚を張り替えれば対応できるためランニングコストが低く済みます。

一方、ウッドデッキは天然木で5?30年、人工木で20年?で寿命を迎え、全体の作り替え(再施工)が必要になるケースが一般的です。その場合、再度数十万円規模の費用が発生します。

タイルデッキに関するよくある質問

最後に、タイルデッキについてよくある質問とその回答をまとめます。施工期間はどのくらいかかるのか、費用を抑えるコツはあるのか、見積もりを比較する際のポイントは何か、といった疑問にお答えします。

これからタイルデッキの設置を検討している方は、プランニングの参考にしてください。

タイルデッキの施工期間はどれくらいかかりますか?

タイルデッキの施工期間は、一般的な規模(数㎡~10㎡程度)でおおよそ1~2週間ほどで、梅雨時期はそれ以上の期間がかかります。

ウッドデッキであれば1~2日程度で完成するケースが多いですが、タイルデッキでは基礎コンクリートの打設・養生に数日、タイル貼りと乾燥に数日かかるため、前述の内容と同様に全体で1~2週間ほど、梅雨時期はそれ以上見込んでおくと良いでしょう。

雨天など天候の影響でコンクリートの乾きが遅れるとさらに日数が延びる可能性もあります。施工面積が大きい場合もその分工期は長くなりますので、外構工事のスケジュールに余裕を持つことが大切です。

費用を抑えるためにはどんな方法がありますか?

タイルデッキの費用を抑えるポイントとして、まず基礎工事を簡素化する方法があります。例えばデッキを建物の床面より低く設定し、土台コンクリートを最小限にすれば材料・施工費を節約可能です。

また、タイルのグレードを見直すのも有効です。高級仕様を避け、安価でも耐久性のあるタイルを選べば材料費を削減できます。さらに、不要なオプション工事を付けないことも重要です。最後に、複数の業者から見積もりを取り比較・交渉することも忘れずに行いましょう。

見積もり比較でチェックすべきポイントはありますか?

見積もり比較では、各社の内訳をしっかり確認することが重要です。例えばA社では基礎工事費が含まれているか、B社ではタイルのグレードが異なるのではないか、といった点を見落とすと単純な金額比較ができません。

項目ごとに明細を比較し、条件を揃えて判断しましょう。また、総額だけでなく保証内容やアフターサービスの有無も確認ポイントです。工事後の不具合に対する対応がどうなっているか、保証期間は十分かなどをチェックすることで、単に安価なだけでなく信頼できる業者を選べます。

まとめ

タイルデッキは初期費用こそウッドデッキより高めですが、耐久性が高くメンテナンスの手間や費用が抑えられるため、長期的に見れば魅力的な選択肢となります。

掃除や塗装の手間を最小限にしたい方や、半永久的に使える高級感ある空間を求める方にはタイルデッキがおすすめです。素材や費用の違い、施工期間、維持費用などを総合的に比較検討し、ご自身のニーズに合ったデッキを選ぶことが大切です。

費用面では本記事で紹介したポイントを押さえ、複数の業者に見積もりを依頼して納得いくプランを見つけましょう。

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