水害・災害を忘れない事が防災と減災に繋がります
2019年8月に佐賀市、小城市、多久市、武雄市を中心として
佐賀県全土に大雨による豪雨被害が発生したのは記憶に新しい所です。
特に多久市、武雄市、杵島郡大町町においては「激甚災害」に閣議で指定され
身近な方も被害にあわれた方も多かったのではないでしょうか。
昨年11月のブログ
でも、書きましたが
佐賀は幾重にもクリークが張り巡らされ、低地でもあるので
なかなか水が引かない地形となっています。
当時は1時間に110ミリ以上の猛烈な雨が降ったようですが
110ミリ以上の雨
と言う表現にあまりピンと来ない方もいらっしゃるのではないでしょうか
|気象庁>予報用語「雨の強さと降り方」
1時間の雨量(mm) | 予報用語 | 印象 | 影響 |
10以上~20未満 | やや強い雨 | ザーザー降る | 会話がしづらい |
20以上~30未満 | 強い雨 | 土砂降り | 傘をさしても濡れる |
30以上~50未満 | 激しい雨 | バケツをひっくり返したような雨 | 車のワイパーを速くする |
50以上~80未満 | 非常に激しい雨 | 滝のような雨 | 睡眠時でも雨の音で気が付く |
80以上 | 猛烈な雨 | 恐怖を感じるほどの雨 | 視界不良、車の運転は危険 |
110mm以上の雨がいかに猛烈だったのか、上の表現でも分かるかと思います。
近年は80mmの雨量も頻繁に起こるようになってきました。
地面が一面雨に覆われると前述のクリークの境が分からず落ちてしまう事もあります。
朝の天気予報だけに頼らず、雨雲の大きさや厚み、漆黒の色など
感覚だけでも危険を察知し、屋外に出ず、出来るだけ高い屋内に避難する事をおすすめします。
エクステリ・プロ西佐賀店の立地は牛津川に近く油断は出来ないエリアです。
|日頃から大雨の対策を行いましょう
敷地内に降り注ぐ雨をスムーズに排水させることで
被害を抑える減災を行います。
◆雨どいのメンテナンス
屋根に当たる雨は雨どいを通じて屋外に効率よく流れます。
雨どいの役目は意外に重要です
雨どいがなければ、家全体が雨水に濡れる事になり
水分による建物の劣化を急がせてしまいます。
屋根に降り注ぐ雨がそのまま下に落ちてしまうと
土だとくぼみが生まれ水たまりが作られる要員になります。
コンクリートもダメージを受け劣化に繋がり、クラックやコケ、変色の原因となります。
雨どいは、実は家にはなくてはならない存在と言えます。
意外とこの雨どいに枯れ葉や鳥が運んできた枝などが堆積し
詰まりを引き起こす原因にも繋がりかねません。
◆土間コンクリートへの対応と傾斜と目地
水害が発生した際の浸水した水の中は
川の水とは全く違う、色々なものが混濁しています。
駐車場など敷地内が土のままだと、浸水時の汚れた水などが
地中に染み込み、臭いが残ったり
ガーデニングに適さない土になったりと想像以上に被害を及ぼします。
油など、化学物質も含まれている恐れもあり水害は水が引いた後も
暫く被害が尾を引くケースがあります。
新たに土を入れかえるにも費用もかかりことは避けられません。
駐車場などは土間コンクリートにすることで被害を抑えると同時に
日常でも雨天時など泥はねによる車の汚れを抑えたり
タイヤに泥がつきタイヤ痕が残らないのと、水たまりを発生させ
タイヤを水に浸ける事を回避するのでタイヤのゴムの劣化を抑える事にも繋がります。
◆物置など流されない様に対処する
過去の施工事例で物置の設置工事に関してアップしました。
下記の画像をクリックするとご覧いただけます。
台風対策、強風時でも転倒を防止する為に
アンカーで固定するように対策を行っていますが
大雨による浸水被害でも流される恐れがあるので
このように補強をしっかりと行う事をおすすめします。
◆非難先を把握し、命を守る選択肢を持っておく
ハザードマップはご存じでしょうか。
地域によって浸水被害も様々です。
ご自宅や避難先までの道のりで浸水の被害にあいやすい地域を把握することも重要です。
①小城市のハザードマップはコチラ
小城市防災ハザードマップWeb
②佐賀市のハザードマップはコチラ
ぐるっとさがナビ「防災・防犯マップ」